こんにちは。
現在6歳、ASD(自閉症スペクトラム)の男の子の母ちゃんやっているMIYAです。
最初の投稿の時に息子4歳だったのですが、息子ももう6歳。
4月から小学生です。
今日は、療育でも度々話題になる食事の悩みについて書いてみたいと思います。
障害の有無に関わらず、食事の悩みって多かれ少なかれお母ちゃんやってたらあるんじゃないでしょうか?
その中でも特に発達に凸凹のある子どもの偏食ってあるあるなんですよね。
感覚が過敏な子が多いせいか、食感などで「食べない!」ってなることが多いです。
我が家の息子も、少しずつ改善はしてきていますが結構な偏食家でめちゃくちゃ少食です。
そして、食に興味が薄い。
食べることの優先順位が1番下なんじゃないかと思うくらいです。
療育で聞く話も、少食で困っているとか逆に食べ過ぎて止めるのに苦労するとか、その子供によって本当に様々です。
そこであくまで我が家の場合なんですけど、どのような食事を出しているのか、少しでも食べさせるためにしていることなどを悩み別にまとめてみたいと思います。
栄養的なこととか一切無視して、とにかく食べさせること最優先でやっておりますのでそのあたりはご了承ください。
こんなやり方もあるんだなとかこんな子供もいるんだな、と気軽な感じで読んでいただければ幸いです。
悩みその1 同じ物しか食べない
今では随分と改善されましたが、一時期本当に決まったものしか食べませんでした。
以前も書いたかもしれませんが、例えば朝は決まったメーカーのクリームパンしか食べず、売ってなくて別のメーカーのものを買ったりクリームパンをチョコパンに変えただけで『これはちがう!!』と食べなかったりしました。
朝はクリームパン、昼はうどん…といった感じで彼の中でパターン化されていました。
それが崩れると食べない。
仮にお腹がすごく空いていたとしても、自分の決めたものしか食べませんでした。
ただ息子の場合、これに関してはある程度は時間が解決してくれたって感じです。
例えば、保育園の給食なら献立表があるので前もってさりげなくそれを教えておいたり、園のお友達の影響もあったり、一緒にスーパーへ行って少しでも食べるものに興味を持たせたりしていくうちに、そこまでのこだわりはなくなりました。
あとは、YouTubeで見たものを食べたがるようになったりしたのも大きかったかもしれません。
こちらに関しては、見せるチャンネルを選ばないといけませんので自己責任でお願いしますね。
ちなみに、完全に治ったわけではなくて例えば最近だと朝はバナナ1本しか食べません。
彼の中でいろいろブームみたいなのがあるみたいです。
これがりんごになると、「違う、リンゴは夜食べるの」ってなったりします。
その前は、朝ごはんを食べない時期があったので食べないよりはいいかな?と思っています。
毎日同じ物しか食べない時、お母さんは悩み過ぎないのが大切だと私は思っていて、開き直って「ワンパターンであれこれ考えなくていいから楽だなー、手がかからなくてラッキー!」くらいでちょうどいいと思います。
悩みその2 少食過ぎ
彼の興味は、遊び>睡眠>食事って感じでご飯を食べる時間があれば、自分の興味ある事に没頭したいタイプ。
食事の重要性をさほど感じていないようにさえ見えます。
食べる意欲があまりないので、すぐに「食べさせて」と言ってきます。
当然身体も、平均より小さめサイズ。
なので、一定量とにかく何かを食べさせるためにあれこれ考えてやってきました。
栄養面等は、ぶっちゃけザックリしか考えてません。
出した量を完食できたら大成功!
1人で全部食べられたら、祭状態です(笑)
息子の好き嫌いスペックを書いてみますね。
とにかく野菜はほぼ食べません。
葉物が特に苦手なようです。
食べられる野菜といえば、人参、玉ねぎ、じゃがいも、大根。
あとは、たまにかぼちゃやさつまいも。
きのこやナスは食感が気持ち悪いようで、絶対に拒否です。
果物は、いちご、バナナ、りんご、ぶどう。
それ以外はダメ。
たまにばぁばがみかんを食べていたら、一緒に少し食べるくらいで自らは食べません。(柑橘系苦手)
お肉も部位によって食べたり食べなかったり。
焼き鳥と唐揚げ、ハンバーグが好きです。
魚は火が入っていたら大抵食べられます。
特に焼き魚大好き。
お寿司はいくら、えび、卵オンリー。
たこ、いか、貝類は食感が気持ち悪いと言って食べません。
豆類も苦手。
でも、納豆と豆腐は好きです。
卵は、ゆで卵と目玉焼き以外なら食べます。
と、6歳の現在でこんなとこです。
私的には、2年くらい前に比べれば結構いろんなものを食べられるようになったんじゃないかなと思っています。
給食でなら野菜も食べてるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、息子の通う保育園では強要はされません。食べたくないものは一切手をつけなくてもOKなので、自主的に食べなければ食べることはありません。
他にも、ひき肉は好きなのに餃子やシュウマイは皮の食感が嫌で食べなかったり、昨日まで好きで食べてたものが突然嫌いになったり…
でもね、それで毎日食事の用意のことで頭悩ませるのって嫌じゃないですか。
食事は大切。
わかってるけど、食べろ食べろと強要するのも逆効果だし私の神経も磨り減るので、今では超テキトーな感じに落ち着いてます。
では、6歳ASD(自閉症スペクトラム)BOYの毎日の食事事情、我が家の場合を紹介していきますね。
テキトー過ぎて、ごめんなさいと先に謝っておきます。
食事の品数は少なくてもいい!!
あれも食べさせたい、これも食べてほしい…と思う親心は子供にとって、時に嬉しくないものです。
それに、頑張ってたくさん作ってもほとんど手付かずだとお母さんの精神衛生上もよろしくありません。
もうね、無理なんてしなくていいんですよ。
息子の場合、品数・皿数が多ければ多いほどにプレッシャーを感じるみたいだということがわかったので、日々の食事はかなりシンプル。
・丼、汁物、果物
・ワンプレート+汁物
写真はイメージです。実際はもっと品数少ないです。
大体、この2種で回しています。
プレートの上に乗せるものも、なるべく少なく。
仕切りがあるプレートの時には、おにぎり1個、おかず1品、果物といった感じです。
仕切りがないお皿には、ごはん、上におかず乗せ。果物別添え、だったりもします。
あとはね、麺だけ、チャーハンとスープだけ、とかしょっちゅうですよ。
炊き込みご飯と卵焼きと味噌汁だけ、とか。
納豆卵かけごはんと豚汁、とか。
果物じゃなくて、プリンやゼリーつける時もあります。
お味噌汁やスープはなるべく具沢山。
普段は葉物食べてくれないので、ハンバーグやお好み焼きを作る時にキャベツとかをみじん切りにしてたっぷり入れたりしています。ちなみに、お好み焼き屋さんのお好み焼きに入っているキャベツは、口に入れたらわかるみたいで、キャベツだけ器用に吐き出します。なので、家ではみじん切り。そしたら気付かれない(笑)
キーマカレーとか、お好み焼きとか、バレなさそうな時はここぞとばかりにみじん切りにした野菜を入れまくって帳尻合わせたつもりになっています。
1回1回の食事内容じゃなくて、トータルで考えたらいいかなーって。(テキトーw)
そして盛る時は、ちょっと足りないかな?くらいの量にしておきます。
で、必ず
「足りなかったらおかわりあるからね」
と声をかけておきます。
たくさん盛って、「残してもいいよ」
よりは
少な目にしておいて、「足りなかったらおかわりしてね」
の方が子供の精神的負担も少ないだろうし、完食できた時にすごく自信がつくと思うので。
滅多にしませんが、たまにおかわりするする時、どこか誇らしげな顔してるんですよね。
やっぱり、「全部食べておかわりしてる僕、すごい!」って思ってると思うんですよ。
そういう気持ちを大切にしたいなと思っています。
しんどかったら、スーパーやコンビニで好きなもの買わせる日だってあります。
その場合は、ちゃんと食べられるもの、食べきれるものを買ってねと約束します。
一応ね、お母さんのごはんはおいしいって言ってくれるんですよ。
外食するよりも、お母さんのごはんがいいって。(ただの引きこもりBOYとも言う)
だからね、今はとにかく少なくてもいいから全部おいしく食べられたっていう経験を日々積み重ねていかせることを重要視しています。
あと、家族が必ずしも同じものを食べなくてもいいと私は思っているので、息子と大人のメニューが違う時が多々あります。息子が食べられない、食べないものでも食卓に出します。
それを見て、興味を持って食べてみたいと言うこともあるし、全く興味を示さないこともあります。
これで、私も好きなモノ食べられるし、ノンストレス。
息子も、自分が食べられるもの、量しか出てこないからノンストレス。
たまに、保育園で食べておいしかったものとかを教えてくれるので、それを家で出すこともあります。
これは、以前なら絶対に言わなかったことなので、成長したなーと思っています。
と、同時に子供って自然と今の自分の身体に必要な食べ物や量がある程度わかっているのかもしれないなって思うようなことがよくあります。本能?!
だから、今はピーマン食べなくてもほうれん草食べなくても、別に目くじら立てて怒る必要なんて全然なくて、食べられるものを食べられるだけ食べたらいいんじゃないかなー?って思うようになりました。(でも、たまにみじん切り作戦は続ける)
時期がくれば、ある程度のものは食べられるようになるのかもしれない。
きっかけは突然訪れるもの。
もし、子供の食事で悩んでいるお母さんがいたら、もっと手を抜いてもいいし気楽に考えていいんだよって言いたいです。こんなご時世なので、しっかりとした食事をさせて丈夫な体になって欲しいと思う気持ちも痛いくらいわかります。でも、お母さんが無理しても、子供はちっとも嬉しくないのです。自分のために頑張っているお母さんを見て、ごめんねって思っちゃうんです。
同じものばっかり食べててもいいじゃない!
あまりいい加減なことは言えないけれど、永遠には続かないはず。
あれこれ食べさせることに執着するよりは、まぁいっかの精神で開き直った方が案外うまくいっちゃったりするものです。
一汁一菜でいいじゃない?
飽食の時代、そんなにあれこれ食べさせなくても昔ながらの食事を無理のない範囲で続ければいいのではないのかな?と個人的には思っています。
普段は質素、そして特別な日をつくる。
週末だけごちそうだったり、イベントだけごちそうでもいいと思う。
偏食は怖くない。
あれもこれも食べさせなくちゃっていう呪縛の方が怖いのかもしれません。
お菓子ばっかり、出来合いばっかりはさすがに心配になるし専門家に相談しないといけないけれど、毎日バランス良くという呪縛からは解き放たれていいと思います。
深刻な健康問題がない限りは、ある程度子供を信じて任せてみてください。
私も毎日試行錯誤の連続ですが、今のところ息子には身体的に深刻な問題はありません。
各家庭で考えはいろいろあると思いますが、無理強いして食事を嫌いになることは避けてあげて欲しいなと思います。