こんにちは!Chikakoです。
前回は、子どもが不登校になった時の背景をお伝えしました。
今回は、その時の親の「気持ち」についてお伝えします!
【不登校なんてダメ】
子どもが登校渋りを始めたとき、私は無理やり学校に行かせてました。
今思うと、なぜそんなに無理やり行かせていたのかと不思議に思いますが…
幼少の頃の登園渋りと同様に、<自分には仕事があるので、登校してもらわねば困る!>と思っていたのかもしれません。
またはやっぱり<登校するのが当たり前>と思っていたこともあります。昭和の教育を受け、私自身ほとんど休んだことがなかったので、ちょっとくらい疲れていても発熱などの症状がなければ<学校は行くべきところ>だと思っていました。
【言うことを聞かない子には】
あんなに泣き叫んでヤダヤダ言っていたのに、私はおしりをペンと叩いてまで登校させようとしていました。ちなみに私が子どもに手を挙げたのはこの時が初めてでした。
そしてそれが逆効果だと分かったのは、子どもが壁に頭を打ち付けた時です。
私が怒れば怒るほど、子どもは壁に頭をガンガンとぶつけ、その姿にまた怒りが沸いてくるという悪循環となっていました。
後で冷静に考えると、「子どもを追い詰めてしまった...」と後悔するのですが、その時の私は子どもがいつか<不登校>や<引きこもり>になってしまうのは困ると思っていました。
だから今は、泣こうがわめこうが「言うことを聞かせよう!」なんて思っていたと思います。
【余裕のなさと言い訳探し】
毎朝毎朝「行きたくない」に始まり、グスグスメソメソからシクシクウワーンと泣き出すまでに結構な時間がかかります。
その間、気持ちを受け止めたり励ましたり、妥協して遅刻することを提案したり、そしてまだ小学生だった上の子の探し物に付き合ったりしていると、私のほうがだんだんイライラしてしまうのでした。
当時から(今でも)私は夫の仕事を手伝っていたので、それほど時間にうるさく言われていた訳ではありませんでしたが、それでも毎朝繰り返される子どもとのバトルの間、今日の出勤時刻に間に合うかということはいつでも気がかりでした。
そして何よりも、明確な理由もなく「遅れる」とか「休む」という連絡を学校にしなければならないことが苦痛でした。これも私がイライラしてしまう大きな原因のひとつであったと思います。
だって必ず理由を言わないといけないと思っていましたし、必ず理由を聞かれていましたからね。
実はこの「理由を言わずに、ただ休むと伝える」…これができるようになったのは、子どもが中学生になったつい最近のことでした。
そして「学校を休む」と伝えた時に、ちょっと先生にがっかりされることが平気になったのも、もしかしたら最近のことかもしれません。
ほんのささいなことのようですが、この学校との電話のやりとりは実は地味にストレスになっていました。これも「不登校あるある」かもしれません。